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私の健康法
長尾浩和
     
  『私の健康法』というタイトルで記事を書く事になりました。「親から丈夫な体を授かったから」と思って来ましたが、
  それだけなのか
、この機会に我が身を振り返ってみようと思います。家内を亡くして以降、一人暮らしが10年になりました。
  当時周囲から体の事をずいぶん心配されましたが、食べて動いて『体を丈夫に保っていれば大丈夫』と元気にやってきました。
  これから先もそれでいいのか、ここは考え処のように思います。
 
 
 
 元気の素は基礎代謝の維持だと思っています。食べて動いて食が細らないように努力 ! 
『毎日運動する事がむずかしいなら週に一度でも、しっかり運動すれば基礎代謝の
維持は可能です』
メタボ健診の時聴いたこの言葉がきっかけになって奥多摩や丹沢へ
通うようになりました。毎週歩いていると体も軽いのですが、時には2〜3週間空く
事もあります。そんな時は体が重く、翌日筋肉痛を感じる事もあって老化の進みは早い
ナと
実感します。元気だから山へ登れるのですが、山へ登るから元気なのだと思って
これからも歩き続けようと思ってます。


 日の出山の my-table
   山頂のすぐ下 何時行っても空いていて、ここでラーメンを煮たり休憩をする。
 
 
 冬山は寒さに強い体を鍛えるのに絶好の場。 
 退職後 “夏は登山冬はスキー” の山仲間に恵まれました。山は以前から登っていましたが、スキーはこれを機会に覚えたもので、
 毎年仲間と3回、一人で1〜2回出かけています。最近では急こう配に飛び込むのが楽しくなりました。
八方尾根スキー場から見た鹿島槍(左)と五竜(右) 富良野スキー場 遠くに見えるのは十勝岳 八方尾根スキー場から見た白馬三山
 『ぬかびら温泉スキー場』 ではマイナス25度にもなりますが、一日中外にいても寒くて辛かった思い出はありません
 ぬかびら温泉スキー場のコブ山 ゲレンデから見た糠平湖  スキーに向かない日は 氷上スノーシューハイキング
   
   
 山は楽しみの場と共に健康の源です。 
 ふだんは近場の山歩きですが、昨年はツアーに参加して 爺が岳(2670m) と鹿島槍
  ヶ岳(2889m) へ行きました。添乗員がこっそり「今回の参加者の最年長です」と。
  登山ツアーは何歳まで参加できるのかと聞くと「元気ならいくつでもOK」と云う。

 それなら歳を取っても大丈夫と心強く思いましたが・・・。
                  
 鹿島槍は双耳峰の山、ネコの耳と云われるピークがふたつある。山頂に着いて、あっち
 も登りたいと云ったら、添乗員はいいと云ったがガイドからはダメだと云われた。
 年寄りは心配 ? 私はまだ、大抵の山を標準コースタイム以内で歩いていますが・・・。
                                  ピークがふたつある鹿島槍  
 
   
 食は命と云いますが、私の食は 『味わうよりも腹ふさぐ糧 ・・・ 』です。
 目の前にあるものをなんでもおいしく食べてしまうので一人暮しでも食事の支度に苦労がありません。
 毎朝「ご飯とみそ汁」で一汁二菜が基本、素朴と云うか粗食というか。 “賞味期限や消費期限” は上の空。
 少々古くなったものでも捨てたらもったいないと食べてしまいます。先日、冷蔵庫で数年経ったマヨネーズを見つけて
 食べてみましたが無事でした。あれは傷まないものですか ? こう云うの『ビンボー性』と云うそうですね。
 食べる量は「普通の年寄りの二倍だ」と息子が云います。酒は毎日飲みますが程々です。
 大酒を飲むと翌日気持ちが悪くなっていかにも体に悪そう、それでもたまには飲んでしまいますが・・・
 とは云っても好みはあって、ひとりの時は洋風の物を食べません。それで外国旅行がニガテです。もうおととしになりますが、
 イタリヤへ2週間ほど旅行した時、私の為にみんなが手分けして米を持って自炊宿を取ってくれました。大感謝 ! ! 
旅の途中も、泳いだり 登ったり 歩いたり ・・・
カプリ島では海水浴をして・・・ ポンペイの町を埋めたビスビオス火山へ登り・・・ カゼルタ宮殿では つき辺りまで 往復 6Km余り歩いた
 医者の話しで印象に残っている言葉 
 歳を取るとどうしても体重が増えやすくなる、「40歳を過ぎたら体重を増やさない事が何よりの薬だ。20代の頃の体重の10%増し
 以内に抑えていれば深刻な病気の心配は大きく減る」
・・・この話しは20年以上前から気にしていて“10%増し以内” は守っていたの
 ですがメタボ健診ではまだ不充分と云われて更に3Kgほど減らしました。
 70年余り元気な人生を送ってきた事実を大切に、今まで通りの生活を続けようと思っていますが・・・。
 これからは、体力気力だけでは済まない事にもなりそうな気がしてきました。
 足があがらないで畳のヘリにつまづいたり、手があがらないでテーブルのものを払い落としたり、
 そんな事が増えました。
これは食べる事や運動で何とかなりそうもない、注意と緊張を強いられそうです。
 今はまだ、『しっかり運動』などと云ってはいるものの、この先「もう歳だからそれなりに」などと思いはじめて
 「あれも面倒これも億劫」になった時こそ体力・気力が必要でしょう。体を鍛えるのは山とスキーでいいとして、
 気力と “運動神経?” を鍛える事は骨が折れそうです。
 最近 『体が丈夫で足が達者、おまけに山歩きが好き ・・・ こんなのが徘徊を始めたら周囲の迷惑は計り知れない』 と天の声が
 聞こえて来ました。そうならないための策はまだ不十分のようですが心配りはしようと思います。
  
   
 近年の春夏秋冬 
2013年8月 爺が岳 → 布引山 → 鹿島槍 2013年10月 皇海山
スズランの花に似たアセビ(鍋割山) まだまだ元気 ポインタ↑ これからも元気 爽やかな夏のニセコ
丹沢でも時にはこんな風景を見せる シャガもよく見ると味わい深い 2014年3月の思い出 “タウシュベツ川橋梁”
     
 何年かの後ち、妻と両親に再会する時まで、野山の風景と自然の花に囲まれて歩き続ける事でしょう。 

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2014.6.1 作成 長尾